「艶容女舞衣 酒屋の段」の上演がありました。
「艶容女舞衣」は文楽の名作で、遊女三勝と茜屋半七の心中物語。
その半七の生家跡が新町通りにあることから、
ここ伝承館での上演をしていただくことになりました。
さわりでは桐竹勘十郎操るお園の人形も登場。
「今ごろは半七さん、どこにどうしてござろうぞ・・・」と有名なお園のクドキを
間近で見られるとあって、東京や大阪など遠方からもたくさんのお客様が
お越しくださり、80席の場内は満員でした。
お昼は名物柿の葉ずしのおみやげと、老舗山直のおうどんつき。
観賞後は三勝・半七の比翼塚がある櫻井寺にお参りし、
江戸情緒あふれる新町通りのまちなみツアーもお楽しみいただきました。
出演者の皆さんです。
浄瑠璃:豊竹 英大夫 |
三味線:鶴澤 清介 |
お園・人形(さわりのみ出演) 桐竹 勘十郎 (左)吉田 簑二郎 (足)桐竹 勘次郎 |
演者さんご本人による文楽の解説も。
また終演後には間近で写真の撮影もさせてもらうことができました。
はじめての試みで、おもてなしや気遣いの行き届かない点も多々あったかと思いますが
お越しくださいましたお客様、演者様、
そしてボランティアでお手伝いいただいたみなさま
ありがとうございました。
ぜひまた五條・新町にお越しください。